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北島守幸 オフィシャルサイト http://moriyuki.net
たしか
「きみ、きみ、貧乏ゆすりは
やめてくれないかなぁ」
だったと思う。

「こいが大学っちゅうもんか、すごかなぁ」
ワクワクしながら高校の同級生たちと受けた
初めての大学入試

体育館と見間違うような、大きな階段教室

右端中段あたりだったか

受験番号の関係で
近くには同級生の席もなく

真冬の京都で初めて 
1人ぼっちになった気がした。

周りをきょろきょろ落ち着きなく
見回していると

後ろから 
チョンチョンと
私の右肩に誰かの手

(またあ、試験も終わっとらんとにぃ)
(休憩時間にでも、ゆっくり話そっ)
(ゆっくり時間をかけて仲良くなろうよぅ)

そう思いつつ振り向くと

冒頭の言葉

ガビ―――ン

さみしかあ。

みょうに冷静で大人っぽく
京都なのに東京弁。

―――この冷たーーーい言葉と
全く関係はないけど
出た試験問題の難しかったこと。

帰りには「負け」を覚悟しつつも

また、同級生たちと
ワイワイ言いながら宿へ戻る。

そして気合を入れなおして
この勘違い受験生は
全く同類の勘違い同級生と共に
「京都観光」へとくり出した。

思えば「スベリ止め」ならぬ
「スベリ初め」の始まりであった。

「ヘタな鉄砲、数を撃っても当たらんよ」

あの日から、丸32年が過ぎた。



昨日の新聞に
立命館大学が「出題ミスで追加合格者」
の記事



――――行きたかったなぁ「立命館大学」

友達になりたかったなぁ「後ろの席の彼」










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